「オレ日記 ゆーき」のちょいワルフジBLOG(金曜日):プロフィール
「オレ日記 ゆーき」のちょいワルフジBLOG(金曜日)
■Profile
福岡県生まれの29歳。
一部の地域にお住まいの小学生が、夏休みの宿題として出された絵日記の参考にしているとかしていないとか言われている「オレ日記」の性的な意味で管理人。
性的な意味で顔がでかい。顔面セーフは彼の為に作られたルールだと言われている(民明書房刊 60歳からはじめるドッジボールより)
趣味は隠し味がまったく隠れていない料理と、下半身の水道工事。毎年ドラフト会議の日は性的な意味でドキドキするが、野球は一度もやったことがない。でも大きくなったらプロ野球選手になりたい。
■オレ日記■
2007年06月22日
借金返済への道 ~最終話 ひとりじゃない~

こんにちは、最近お腹が痛いと思ってたらアバラにヒビが入ってたオレ日記のゆーきです。原因はまったくわかりません。ヒビが入りやすい季節なんでしょうか。
数回に分けて書いていました「借金返済への道」も今回が最終回になります。今回は余裕を持って、締め切りの前日に書いています。余裕です。
しかし余裕ぶってテレビを見ていたら、もう夜中の2時です。激☆やばい。
借金返済への道 ~第1話 借りてはいけない?~
借金返済への道 ~第2話 恥ずべき日々~
借金返済への道 ~第3話 連帯保証人の罠~
借金返済への道 ~第4話 生かされる喜び~
先日、友人が借金を苦に自殺をしました。まだ彼は30歳という若さでした。しかしオレは悲しくて悲しくて涙が流れませんでした。死ねば全て終わりとでも思っていたのでしょうか。残された家族はこれからが始まりだというのに。
基本的にはどんな理由であれ、自分が借りたお金なんだし、借りたもんは返さないと貸した人が迷惑する。だからオレもヤクザに返済した。元金だけの返済だけど、結果的には損はさせていない。むしろ、貸した側のヤクザに感謝された。
それに特別ルールの「任意整理」って手もある。認めたくは無いが「自己破産」という究極のルールだってある。彼も死ぬくらいなら自己破産をして欲しかった。人を裏切る反則のルールだと思うが、国が認めたチャンスなルールなら使わない手はない。だって日本の偉い人が「1回だけならリセットボタン押してもいいよ」って言ってるんだもん。
知り合いにも自己破産をした人間はかなりいるけど、自己破産ってとてもとても悲惨だよ。国で認められた合法なルールなのに、関係ない家族まで後ろめたそうに生活してるもん。少なくともオレの知り合いの自己破産した奴らには、胸を張って生きている奴はいない。でも一生懸命生きている。
死ぬのは簡単なんですよ。高いとこから飛び降りればいいだけだし、車の中で練炭焚けばいいだけだし。タバコを数本飲み込めばいいだけだし、ナイフで心臓を突き刺せばいいだけだし。本当に死ぬのは楽だと思う。その人にとっては。
だけど残された家族はどーなるの。大黒柱を失ってどーやって生きて行くの。生活が苦しくなって借金するかも知れないよ。お前が死んだ事によって、お前と同じ苦しみを背負わされるんだよ。いいよな、お前だけ楽になって。
オレはこの経験を生かし、さまざまな人の借金相談を受けています。オレの完済までの道程を知ってもらって、少しでも励みに思ってもらえればいいし、少しでも気が楽になってもらえればそれでいい。別に恥ずかしい事だとは思ってないので、笑ってくれて元気になってもらってもいい。死なないでくれればそれでいい。
100万円の借金で悩んでいる人は、オレの1100万円の借金を知って楽になってくれる。だって数年で完済出来たのだから。そして今は、こうして復帰しているのだから。こんなバカな事書いて生きているのだから。
でも借金の総額は関係ないのです。10万円の借金に死ぬほど悩んでいる人だっているし、人によって生活水準は違うのだから。だから借金が多い人が偉いわけでも大変なわけでもない。小銭欲しさに人を殺す人がいる時代だから、1万円の借金でも死活問題な人だっているのです。
ここ数回、こんなつまらない事を書いたのも、オレの経験が誰かの役に立てればと思っていました。「オレってカッコいいだろ?」とか「オレって男らしいだろ?」とか「だからセックスさせて!」とか言いたいのではありません。綺麗事かも知れないけど「借金なんてどーにかなるよ」と言いたかっただけなのです。
正直、「面白くねーよ!」「借金自慢かよ!」「お前だけが大変じゃないんだよ!」「金曜日の人はマネー」などいろんな意見を頂きました。でもどーしても書きたかったのですよ。借金で悩んでいる人って、結構自分だけで悩みを抱え込んじゃうんですよ。相談出来る人がいないんですよ。
借金の解決方法って相談だと思うんですね。オレもいろいろな人にアドバイスを貰って助かりました。だからこれを読んだ人の近くに、借金で悩んでいる人がいたら「オレ日記のゆーきって人よりかはマシだよ」とか「借金なんてどーにかなるらしいよ」と励ましてやってください。
また近くに相談出来る人がいない人は、遠慮なくオレまでメールください。参考になるかはわかりませんが、経験した事ならばアドバイス出来ると思います。だってひとりで悩んでたってどーしょーもないじゃない。さっさと終わらせて笑いたいじゃない。
以下まとめ
・借金は場合によっては便利だけど、収支のバランスを考えて計画的に。
・悩んでしまったら誰かに相談しよう。
・だからセックスさせて!
オレは初対面の人とセックスする場合は、1回目は出来るだけ長く激しく優しく、相手が満足するまでセックスして好印象を与えます。2回目は自分の為だけにセックスします。
だから誰か2回セックスさせて!
<借金返済への道 完>
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2007年06月15日
借金返済への道 ~第4話 生かされる喜び~

こんにちは、オレ日記のゆーきです。
またしても締め切り当日の朝に書いてます。この性格が大嫌い。
借金返済への道 ~第1話 借りてはいけない?~
借金返済への道 ~第2話 恥ずべき日々~
借金返済への道 ~第3話 連帯保証人の罠~
そして翌日。
一時は死をも覚悟したオレは、何も恐れる事なくヤクザの事務所へと向かった。オレだって人間、ヤクザだって人間、ミミズだって生きているんだ友達なんだ。話してわからないはずはない。そう信じて単身ヤクザの事務所へと乗り込んだ。
事務所のドアを開けると、下っ端らしきチンピラが現れて、親分はまだ家にいるからと奥の部屋へと通された。この時、あの人は親分だったんだと知った。そして約束している時間に家にいるなんて、なんて自由な職業なんだと思った。まったく客をなんだと思っている。
奥の部屋は映画で見るヤクザの事務所そのもので、高価そうな壷に、屋久杉で出来たテーブル、壁にはオブジェなのか本物なのかわからない日本刀、なんだここはまるでヤクザの事務所のようではないか。そんな部屋でお茶も出されずに2時間も待たされた。まったく客をなんだと思っている。
「よぉ、逃げんかったんか、兄ちゃん」
そして親分が現れた。客を待たせるだけ待たせて、なんだこの態度は。しかも髪の毛がボサボサじゃないか、約束の時間に寝てやがったな。だいたいなんだよその発言。逃げたら追っかけてくるくせに。逃げてもいいなら余裕で逃げてるっての。
「そんで、金は用意出来たんかい」
1100万円なんて、1日で用意出来るわけがありません。佐川急便でバイトしたとしてもそんなに時給は高くありません。だから素直に用意出来ていないと伝えた。すると親分の表情は一瞬にして曇った。どうやら本気の質問だったようだ。
「今まで何回も悲惨な現場を見てきたぞ」
この言葉には本当にビビった。悲惨という単語はこんなに怖いんだと初めて知った。オレはオレで今までたくさん悲惨な経験をしている。屁をするつもりが下痢気味だったのでパンツが悲惨な目になった事もあるし、あと1個で500円の商品券になるスタンプカードを無くした悲惨な経験もある。親分が言う「悲惨な現場」とは、それ以上に悲惨だとオレの本能は即座に判断した。
「借りたお金は必ず返します」
オレは初めからそのつもりだった。相手はヤクザであろうと、借りたお金は返さないと迷惑を掛ける。迷惑と精子は人にかけてはいけない、そんな教えの中で今まで生きてきたプライドでもあった。借りたお金は返さないと、結局オレも逃げた社長と同じになってしまう。
そしてオレは親分に条件を出した。
・元金は返済するが利子は支払わない
・元金は分割にて支払う
・分割に対して発生する利子はなし
オレは怒られる覚悟、いや殺される覚悟で条件を出した。どうせ昨日は死のうとした身、ここで殺されようが何も変わらない事だと思っていたし、むしろ自分では死ねなかったのだ。いっその事なら殺してもらった方が楽に死ねると感じていたからだ。
「気に入った」
親分は笑いながらそう言った。殺される覚悟で緊張も限界に達していたオレは、あまりに唐突な言葉に拍子抜けしキョトンとした。そんな急にプロポーズされても。
親分は「逃げなかった事」「24歳の若造がひとりでヤクザの事務所に乗り込んできたこと」「借りたお金は返すと筋を通したこと」に対して、オレに男気を感じたと言った。そしてオレが出した全ての条件を飲んでくれた。
ヤクザとしても、オレが逃げることはピンチだとは知っていた。オレまでもが逃げたり自己破産すると、ヤクザは誰からも回収出来なくなる。ヤクザだって商売だ、元金だけでも回収出来るに越した事はない。条件はそう考えていたオレの賭けだった。
その男と男の約束を交わすと、時間の止まった気がする事務所を後にした。外の空気がこれだけ美味しいとは思わなかった。初めて風俗に行った帰りのように、何か人間として一回り大きくなったような気がした。世界が少しだけ広く見えた。
しかしまだ安心出来ない。ヤクザとの交渉がまとまったとは言え、オレには借金が総額700万円以上あるのだから。
次の日から、昼の仕事に加え、夜はコンビニでアルバイトを始めた。ただひたすら借金を返す為に、1日に20時間休みなくひたすら働いた。そうして毎月20万円強の返済をしていた。しかし人間の身体とは、そんなにタフでは無く、2年目に体調を崩して倒れた。
身体を使ってお金を稼ぐには限界がある。そこに運良く現れたのがアフィリエイトだった。当時はブログがまだ普及していない時期で、オレも何気なしにライブドアでブログを始めていた。その頃のオレ日記はニュースサイトで、様々なサイトからリンクを頂き、アクセスも日に1~3万、多い日で10万を超えた時もあった。
その時に広告の出稿依頼をしてくれる広告主に出会い、オレはまたしても生かされた。ちょうど広告業界もバブルだったのか、今のオレ日記では考えられない単価で契約をしてくれた。これが無ければ、今頃オレは死んでいたかも知れない。読者と広告主には本当に感謝しています。
今ではアクセスもガタ落ちで、それこそ“悲惨な状況”に陥ってかなり収入も減ったのですが、新たに会社の経営や副業を始め、その借金はほぼ完済しました。人間死ぬ気になれば何でも出来る。
つまり、借金なんてどーにかなる。
<次回最終回>
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2007年06月08日
借金返済への道 ~第3話 連帯保証人の罠~

こんにちは、オレ日記のゆーきです。
連載もあと2回くらいで終わりますので、もう少し我慢してください。
借金返済への道 ~第1話 借りてはいけない?~
借金返済への道 ~第2話 恥ずべき日々~
社長に連れられて行った先は、H駅のガード下にある小さな建築事務所。もうこの頃はお金を借りる事にウンザリしていました。自分でお金を借りるよりも、保証人となった方がまだ気分的にも楽だったのを覚えています。なので印鑑証明も住民票も文句を言わずに用意しました。

※画像はイメージです
社長の友人に借りたお金は500万円でした。用意されていた借用書の連帯保証人欄にサインをし押印しました。そして免許証のコピーを渡し、役場で取ってきたばかりの印鑑証明と住民票を渡しました。住民票を渡す際、それに記載された家族の名前を見た時、オレは少し躊躇しました。お金を借りる為に家族を売っているような気分になったのです。
連帯保証人になったのには理由があります。もちろん第一には、アルバイトの給与を確保しないといけなかった事。そして第二に、社長の父親も同行して連帯保証人になった事。そして第三に、自分自身で会社の入金状況を把握していたので、入金の流れから毎月50万円の返済は可能と判断していたからです。なので連帯保証人になるリスクは低いと思っていました。
それから月末ごとに、間違いなく社長が返済しているか直接電話して確認していました。そして社長の友人の返事を聞いて、胸を撫で下ろしていました。これであと9回で終わる…。これであと8回で終わる…。これであと7回で終わる…と。連帯保証人という鎖から開放される日を毎日心待ちにしていました。
連帯保証人になって4ヶ月目。会社の経営も徐々に順調になってきた頃、営業に行っていたオレの携帯に知らない番号から着信がありました。電話の相手はYと名乗る男性で、その男は冷静さの中に怒りが満ちた声で、オレに衝撃の事実を告げました。
「もしもし、○○社長が自己破産したのだが、あなた連帯保証人だったよね?」
“自己破産” その言葉を聞いた時、一瞬だけ呼吸の仕方を忘れました。その後、急に夜になったかの如く目の前が真っ暗になりました。しかしまだ何が起きたのか理解出来なかった。やっと会社にも希望を持ち始めた時期に、リアルな現実が待ち構えていたのです。
そしてオレはH駅のガード下の建築事務所へ向かった。
そこでオレは更なる衝撃の事実を知る事になる。社長が自己破産して夜逃げした事、社長の父親も自己破産をした事、500万円をオレが支払わないといけなくなった事、社長の友人というのは社長の嘘だった事、その人はヤクザだった事、この建築事務所は見せかけで本当はヤクザの事務所だった事、利子はトイチだった事、社長が支払っていたのは利子だけだった事、しかもその利子も3回しか支払っていなかった事、そして500万円は利子で1100万円に増えていた事。
「1日だけ考える時間をください…」
突然の告白にオレの思考回路は完全に停止した。放課後に校門で待ち構えていたクラスの女子に告白されるのは大歓迎だが、こんな告白は本当に迷惑以外の何者でもない。頭の中が真っ白になると言うが、これがその事だと知った。本当に頭の中が真っ白になった。

※画像はイメージです
会社もこれで事実上の倒産。オレに残ったのは消費者金融から借りた130万円と10日で1割の利子が加算される1100万円。給料すらロクに貰っていないのにどうやって支払える。答えは簡単だった。自殺するしかない。
会社の事務所を借りていたビルは8階建てで、屋上の鍵は壊れていて自由に出入りが出来る状態になっていた。気分が乗らない日は仕事をサボって、この高い場所から道行く人々を眺めていたものだ。
“このビルから飛び降りる” そう心に決めたオレは柵を乗り越えた。いつもここから見ていた景色も、この日はいつもより高く感じた。きっと恐怖心がそう見せたのだろう。でもこの高さならきっと確実に死ねる。飛び降りている最中に失神して楽に死ねる。もう覚悟は出来ていた。生きていく事の方が怖かった。
しかももっと怖かったものがある。それはオレが死んだ後の世界。オレが死んだ後、残された家族はどうやって生きる。オレは死んだら楽になる。しかしオレが死んだら残された家族は苦しむ。それを考えると、オレは死ぬ方が怖くなった。
その夜は恐怖に震えて眠る事が出来なかった。死にたい願望と、生きなければならない現実との葛藤に震えていた。ある日突然背負う事になった1100万円、それを考えると死にたくなる。そしてオレはアイスピックを握り、ベットの上でまた自殺しようとした。アイスピックで眼球を貫こうとしたのだが、恐怖からか先端は眼球を避け、こめかみを深く傷つけた。今でもその傷は残っている。
目を突いて死ねるわけも無い。しかし眼球からも反れたアイスピック。こめかみから流れる温かい血液と激しい痛み。怖くて刺せなかったのではなく、生きなければいけないと身体が判断したのだろう。
だからオレはもう少し生きてみようと思った。
<次回へ続く>
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2007年06月01日
借金返済への道 ~第2話 恥ずべき日々~

こんにちは、オレ日記のゆーきです。
ゆーき先生の作文が読めるのはジャンプだけ。
今回は連載チックな第2話です。
※参考 借金返済への道 ~第1話 借りてはいけない?~
初めての借金で向かった先は、はじめてのラララの消費者金融でした。店舗は大きな通りに面していたので人目を気にしながら入ったのを覚えています。消費者金融からの借り入れは苦肉の策で覚悟を決めて決意したのですが、受付のお姉さんの笑顔と手にした50万円の現金はオレを簡単に麻痺させてくれました。

※画像はイメージです
その足で今度はほのぼのした消費者金融に入りました。さっきまで持っていた消費者金融への抵抗も、この頃にはすでに無くなっていました。会社で給料を待っているアルバイトの事を考えると、借り入れに躊躇する時間などありませんでした。そしてほのぼのした消費者金融も50万円貸してくれました。
そしてまたその足で、安心はラララの消費者金融で30万円を借りました。この時点で130万円を消費者金融から借り入れしました。当時の年収は約300万円。年収の半分近い金額を数時間で手にしたのです。
130万円を手にしたオレは急いで会社へと帰りました。
※画像はイメージです
しかし遅延している給料は130万円程度ではまったく足りません。なので銀行に寄って、自分の口座から全財産の40万円を下ろして給料の足しにしました。その合計170万円は一瞬にして給料で消えました。もちろんアルバイトにはオレが消費者金融で借りたなんて言えません。言えば不安になって会社を辞めるに決まっているからです。
借り入れの利子は次の通りです。
・はじめての消費者金融 借り入れ額 50万円 返済額(ほぼ利子) 15000円/月
・ほのぼのした消費者金融 借り入れ額 50万円 返済額(ほぼ利子) 15000円/月
・安心な消費者金融 借り入れ額 30万円 返済額(ほぼ利子) 12000円/月
この時点で毎月42000円を返済しなければなりません。しかも大半が利子。
本当は次回の入金で全額処理したかったのですが、入金はまた使途不明に消えます。社長が個人で借り入れした返済に使っているのか、ギャンブルに使っているのかは知りません。オレの給料も未払いなので、利子だけでも回収しなければ支払いが不可能になってしまうのです。
しかし、オレの頭の中は利子の返済の事でも、自分の給料はいつ貰えるのかでもありませんでした。来週の金曜日には、また同じだけのアルバイトが給料を取り立てに来るのです。そこをどうやって凌ぐかしか頭にありませんでした。しかしその頃、社長はアルバイトを避けてかまったく会社には出てきませんでした。むしろまったく連絡が取れない状況でした。
そこでオレは恥ずかしい行動に出ました。
先述した通り、4月分の売り上げは5月の末、もしくは遅くても6月の末に入金されます。その入金を繰り上げてもらう為に取引先に走ったのです。つまり6月末に入金されるお金を、5月の末に入金してもらうのです。しかしそれだけでは足りず、5月末の入金を5月中旬に入金交渉。挙句の果てには前払いのお願い。そんな恥ずかしい行為をするしかなかったのです。
自分が営業して取ったお客、片っ端から頭を下げて無理なお願いに行きました。会社としてもオレとしても恥な行為でした。オレの気持ちと会社の事情を理解して了承してくれた取引先もありましたが、門前払いされた事も、土下座をした事もありました。恥ずべき行為に取引停止を告げられた事もありました。
"なんでオレはこんな事をやっているのだろう”
本当は逃げたかった。本当は泣きたかった。本当は死にたかった。毎日毎日、寝ても覚めてもお金の事。夢の中でもアルバイトは給料を催促し、目が覚めればアルバイトは給料を催促する。あの頃のオレは、目の前に大金を持った人がいたら、何も思わずに殺したと思う。そして手にした大金でアルバイトの給料を支払ったと思う。それくらい心が滅入っていた。
そんな状況の中、社長から久しぶりの連絡。
「友人からお金を借りるから連帯保証人になってくれないか」
<次回へ続く>
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2007年05月25日
借金返済への道 ~第1話 借りてはいけない?~

こんにちは、オレ日記のゆーきです。
ついさっきまで、ちょい悪フジの過去ログを読んでいて思ったのですが、オレはなんてアホな事しか書いてないんだ。これを読んでも誰の何の役にも立たないじゃないか、これじゃ本当にアホだと思われる。まぁ本当にアホだから仕方ないんですけど。
だから今回は人の役に立てる事を書いてみようと思う。水曜日と木曜日の人の画像が人の役に立ったり、いろんなモノや棒を立てたりするように、オレも人の役に立てる記事を書いてみたい。しかも笑いは一切なしで。元から笑いなんてないじゃないかなんて言う奴は野暮。オレに笑いを求めちゃだめー。ふつーにだめー。
じゃあ何を書いたら人の役に立てるんだと考えた時に、ふと浮かんだのが借金。今は誰でも簡単に借金が出来る世の中、借金返済に悩んでいる方も多いと思うのです。街を歩けば消費者金融の看板が溢れ、テレビのスイッチを押すと消費者金融のコマーシャル。消費者金融のスポンサー料なしでは経営出来ないという出版社も多いと聞きます。

※画像はイメージです
でも借金は正しく付き合えば悪いものでもないのです。オレは消費者金融のカードは一枚ぐらいなら持っていてもいいと思います。消費者金融からお金を借りていると言えば人聞きは悪いかも知れませんが、使い方次第では便利なものでもあるんです。オレも実際に何度も助けられた事があります。
例えば急に誰かが亡くなった。急にお客さんに食事に誘われた。ふらりと入った飲み屋で知らない女の子といいムードになった。しかし財布の中にはいくらも入っていない。生きていれば急な出費に遭遇する場面もあります。急な場面と家賃の支払いは給料日まで待ってくれません。そんな時に便利なのが消費者金融なのです。
カード一枚あれば、コンビニですぐに借りる事が出来る点は非常に助かります。今のコンビニでは銀行ATMなんてものもありますが、手数料が非常に高い。1万円借りたとして手数料が105円取られたりする。しかも銀行によっては夜間の利用が出来ない場合も多い。しかし消費者金融だと、24時間利用が出来るし、利子だって翌日に返す事が出来るのであれば1万円に対して8円程度しか掛からない。これは意外とお得。
クレジットカードで支払う手もありますが、自宅に届く明細が気になる方もいると思います。自宅にいるお嫁さんや彼女さんに「ねぇ、○○ホテルってなに?この日は残業って言ってなかった?」なんて突っ込まれる危険もあります。しかし消費者金融なら利用先の名前は残りません。まさにご利用は計画的になのです。
それが消費者金融との正しい付き合い方だと思います。
そしてここからが消費者金融との悪い付き合い方となります。
オレは24歳の時に、友人と一緒に人材派遣の会社を立ち上げました。代表取締役は友人が就任し、オレは営業のし易さから業務管理部長を勤めました。月売上は1千万円程度の小さな会社でしたが、利益率は35パーセントあり、小さいながらもそこそこの潤いはありました。若いスタッフで夢と希望に溢れ、毎日楽しく仕事をしていた記憶があります。
しかしその社長に問題がありました。
見栄を張るのが大好きで、高級外車を数台購入したり、高級クラブでの大判振る舞い。またギャンブル中毒でパチンコ・スロットに留まらず、賭けゴルフで1日に300万円負けた日もあります。そのお金は全て会社の利益から使用していたのです。
利益の中からならばまだ救いはあるのですが、月の無駄使いは利益の額を超え、ついにはアルバイトの人件費まで手を出しました。そして人件費を払う為に銀行や友人からの借り入れ。最初はそれで回転していたのですが、次第に借り入れも限界に近付き、経営は悪化して来ました。
人材派遣の特徴は日払い等、すぐに収入が入る事がメリットです。その会社では週払いを行なってました。月~土までの勤務分を翌週金曜日に支払うスタイルです。つまり毎週金曜日がアルバイトの給料日なのです。アルバイトはピークで200名ほど在籍していました。毎週金曜日に200名が給料の清算に会社まで訪れます。
人材派遣業の商品は、その名の通り人材です。アルバイトがいなければ売上が発生しない業種です。借り入れが難しくなるにつれ、毎週金曜日に訪れる給料に無理が生じてます。しかし給料の遅れが発生するとアルバイトは会社を辞める、つまり売上が下がってしまうのです。
取引先との契約は、通常月末締めの翌月末入金。4月度の売上は5月末に入金されます。しかし会社は4月分のアルバイト給料を4月内に3回は払う事になるのです。立替払いが必要になるのです。だから利益を保留金としてストックし、立替に充てなければなりません。しかし本来ストックしておかなければならない金額は、社長がギャンブルに使ってしまってマイナスの状態。しかし公的機関からの借り入れはすでに限界。
そして社長は闇金融に走りました。
闇金融はトイチ(利子が10日に1割)やツキイチ(利子が10日に1割)が多く、中にはカーイチ(カラスがカーと鳴く、つまり朝になると利子が1割)もあります。社長が飛び込んだ闇金融はトイチで、人件費の立替に300万円を調達してきました。取引先の入金で返済するにしても、入金は30日後。その頃には利子を含めて390万円の返済が必要となります。
そしてその返済をする為に、また別の闇金融からの借り入れ。自転車操業の典型的なパターンです。そして社長は多額の負債を抱え、挙句の果てにはヤクザと付き合うようになりました。結果、会社の利益から上納金まで払ってた事も判明しました。利益など利子でとっくに消えるというのに。
そしてついに恐れていた事になりました。アルバイトの給料が遅れだしたのです。
毎週金曜日に200人が給料を取りに会社に来る。しかし支払うお金がない。社長はその状況を恐れて会社には来ない。会社にいるのはオレだけ。200人に問い詰められるオレ。200人のクレーム。

※画像はイメージです
アルバイトに仕事を依頼する窓口はオレでした。それで当初はオレの「数日待ってくれ」の願いに、みんな「いいですよ、ゆーきさんにはお世話になってますから」と気持ちよく言ってくれました。学生や若いフリーターが中心だった為、友達や兄弟感覚で付き合っていたからです。
しかし給料が3日遅れ、5日遅れ、10日遅れ、1ヶ月遅れ、アルバイトの怒りはピークに達しました。もうオレの力では抑えきれなくなったのです。しかしアルバイトには仕事の依頼をしなくてはならない。給料を払っていないのに仕事をさせないといけない。しかし一部から返ってくる言葉は「給料貰えないから嫌です」と当たり前の正論だけ。そして取引先からは「アルバイトが来てない」と苦情の嵐。この頃にはオレも65キロあった体重が50キロになってました。
もう無理なのはわかってました。倒産するのは簡単でした。
しかしオレを信じて付いてきたアルバイトを困らせるわけにはいかない。この頃に、アルバイトから徴収した雇用保険まで社長が手を付けていて納付してない事を知りました。オレはただでさえノイローゼに近い状況でしたが、オレの中にあったのは"アルバイトを路頭に困らせるわけにはいかない”という気持ちだけでした。
そしてオレは消費者金融へと走りました。
<次回に続く>
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