お仕事の金曜日
最近、アルバイトの面接で40歳の方がいたんですよ。
髪は茶パツで、肌蹴たシャツの胸からはシルバーのネックレス。
まさにリアルちょい悪オヤジな、ダンディな方だったのです。
しかし履歴書を見て不思議に思ってしまいました。
職歴の欄を見ると、ここ10年まったく働いていなかったのです。
その間は、亡くなられた父親の遺産で生活していたのです。
そして、それが底を尽いて働く決意をしたという理由なのです。
僕の会社では、アルバイトだけでなく正社員も募集しています。
ですので“正社員”ではなく“アルバイト”で申し込んだ理由を尋ねました。
すると理由は簡単でした。
「自分が何の仕事をしたいのか、まだ決まってないから」
これは若者(ニート)だけに使って欲しい言葉ですよね。
40過ぎて言葉にされると、少し残念な気分になってしまいます。
若い頃は、アルバイトでもいいので様々な職種を経験して欲しいものです。
すると、その中で自分に合った職種が見つかるのではないでしょうか。
そこが、僕が失望した部分なんです。
10年間、それを放棄した報いが今に至っていると感じました。
僕の中の“ちょい悪オヤジ”は
やっぱりバリバリに働いている事が前提なんです。
思い返せば僕も、これまでに様々な仕事を経験してきました。
中学生の頃でも新聞配達をしていましたからね。
こんにちは、お仕事の金曜日です。
家庭が貧しかったわけではないのですが
働く事に興味を持っていたので、朝刊を自転車で配っていました。
最初は真面目に配達していたのですが、やはりそこは中学生。
次第にサボる事を覚えてしまったのです。
僕が担当していたエリアは、ボロボロなアパートが多く
郵便受けもドアではなく、集合ポストの時代でした。
なので、入れなくてもバレないと思ったのです。
苦情が来ても「盗まれたんじゃないですか?」で済むと思ってました。
そう考えた僕は、配る予定の大半を川に捨てたのです。
新聞を持ち帰ると怪しまれてしまいますからね。
それは証拠も目撃者もない、完璧な犯行でした。
しかし中学生の発想です。
営業所(新聞配達の会社)に戻ると、所長が怖い人相で待っていたのです。
そして開口一番「お前は明日から来なくていい! クビだ!!」
ちょっと待ってくれよと。何でバレてるんだよと。
何で目の前にズブ濡れの新聞が山積みなのかと。
証拠は完璧に隠滅したのに・・・。
アーーーーーーーーーーーーッッ!!!!!!
そして高校から現在までに経験した仕事(アルバイト含む)は
・引越し屋
・電気工事
・土木作業
・カラオケ店
・しゃぶしゃぶ店
・コンビニ
・レストランのウェイター
・トラックの運転手
・冷蔵庫30台を階段で4階まで1人で運ぶ仕事
・ウルトラマンの中身
・パチンコ店員
・ガソリンスタンド
・寿司屋
・ビラ配り
・ライター
・ホームページ作成
・イベント運営
・貿易業
・アパレル業
・仏壇屋
・人材派遣業
・物流コンサルティング
・倉庫業
・物流業
短期的なものも多かったのですが、ざっと挙げるだけでもこの数です。
その中で最も楽しかった仕事は
ラブホテルでのアルバイト。
仕事内容は、管理室で漫画を読んで時間を潰しながら
オーダー(食事)が入ると、料理をチンする仕事です。
そして掃除のおばちゃんが0時で帰るので
それからは部屋の掃除もしなければなりませんでした。
あの掃除は本当に酷でしたよ。
至るところに精子がこぼれているんですから。
風呂場が糞尿まみれだった事もありました。
ベットが血まみれ(性的な意味で)だった事もありました。
でも管理していると、どの部屋に誰が入ったかわかるんですよ。
だから、タイプだった子が使用した直後の部屋に入れるんですよ。
そりゃ興奮しますわ。
逆に老夫婦の使用した部屋にも入らないといけないのですがね。
忘れ物も結構あるんですよ。ネックレスや腕時計など。
その中でも意外に多いのが“財布”なんですね。
ベットの下や、マットの間に挟まってたりするのです。
僕が働いていたホテルは、料金が前払いのラブホテルでした。
そしてデリヘルが流行し始めた時期でもありました。
僕の予想ですが、男が先に支払いを済ませた後
怖くなって財布を隠したまま忘れてると思うんですよ。
当時はデリヘルなんて怖いイメージがありましたからね。
シャワーを浴びている間に財布を盗まれてドロン防止ですよきっと。
だからバイト代以外の臨時収入が
港で荷物が積まれたトラックを運転する仕事もバイト代良かったですよ。
ただの麻袋を運ぶだけの仕事なんですが。
「荷物は既に積んでるからね」
「荷物は自分でトラックから降りるから」
って、あの麻袋の中身は何だったのかはわかりません。





