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リアルタイム更新

オレ日記 ゆーき

こんにちは、イケメンです。

今、ネットカフェでこの記事を書いています。
出先で緊急な書類作成が必要となり、近くにあったネットカフェに入ったのです。

そんな時に便利ですよね。ネットカフェって。
漫画やネトゲをするだけでなく、書類作成やデータ送信も出来る。

静かな環境ですし、メロンソーダも飲み放題ですし
そりゃ会社より作業効率もアップするってわけなんです。


カタカタカタカタ(キーを叩く音)


カタカタカタカタ


カタカタカタカタ


カタカタカタカタ


「あ、あっ」


カタカタカタカタ


カタカタカタカタ


「あ、だめっ」




もう! さっきから隣のカップル席の奴らが猥褻な行為をしてる!




まったく仕事に集中出来ない!
もうずーーーとムラムラ イライラする!

部屋に常備してあるヘッドフォンを付けて
雑音をシャットアウトすれば済む話なんですけどね。

僕自身が「セックスをする場所じゃないところでのセックス」に
大変、性的な興味がございまして。

だって壁、いやパーテーション1枚隔てた部屋で
今まさに“B”が行われているわけなんですよ。

隣で“A”をしながら“B”が行われているんですよ。
やがて“B”から“C”へと突入するはずなんですよ。

しかし彼らも僕の存在に気付いているはずなんですね。
さっきから隣の部屋でカタカタとキーの音を発しているのですから。

だから向こうにとっては、僕は妨げにしかならないのです。
僕がここにいる限り、彼らは“B”から“C”に移行しないはずなんです。
“B”より“C”の方が声が漏れる可能性大ですからね。

そこで僕は以下の作戦を実行します。
その名も「壁に耳あり障子にメアリー(37)」作戦。


1:メロンソーダを最後の1滴まで飲み干す
2:ドアを開ける
3:殺気を消す


まず、メロンソーダを最後の1滴まで完全に飲み干します。
つまりストローで大きな音を立てて吸うのです。
ズズズズズズゴボボボボボと。

そしてドア、ネットカフェの特徴であるスイングドア。
隣に聞こえる程度の音で蝶番が鳴るようにドアを開けるのです。
そして息を潜め、殺気を消すだけなのです。

そう「隣の人はドリンクバーをおかわりに行って不在だよ状況」を
今から僕の演技力で作り上げ、メアリーになりきるだけなのです。

それを今からリアルタイムで実行します。
実況中は“音を最小限に抑える為”に変換キーを使用しません。
音を立てると、奴ら(LOSTで例えるならアザーズ)にバレてしまう。

依って“日本に来て間もないタイアブ・ハイダル君”(僕のリアル友達)
みたいな言葉使いになってしまいますが、ご了承ください。

ちなみにメロンソーダはすでに5杯目です。
こんな事ならペースを抑えてれば良かった。
結構お腹ぱんぱん。

じゃあ、また後ほど。(現在2月21日 AM0時12分)
---------------------------

やりよるやりよる

どきどきするわ

やべ

たつわ

てか

おしっこしてえ

しかぶる

おんな、ふーっていいよる

おしっこしてえ

んっ

んっ

って、おまえはこいぬか

---------------------------

無理、おしっこしてえ。メロンソーダ飲み過ぎた。
とりあえずドアをまた鳴らして、帰ってきたふりをしました。
ちょっとおしっこしてきます。


ただいま戻ってきました。(現在2月21日 AM0時36分)
この瞬間も何かやってんだろうなと考えながら尿をブチまけていました。

どうでもいい情報なのですが
半おっきしてたから、おしっこが2方向に飛んで大変でしたよ。

トイレでも考えていたのですが、これは危険なのではないかと。
盗聴が悪い事だから危険ではないのですよ。
こんな場所でやってる奴らに非があるのですし。


なんで危険なのかと言うと“顔が見えない”


僕の脳内では、隣で喘ぎ声を出しているその女性を
“某ケータイ小説映画版の主演女優”に変換してたのですね。
今この瞬間がまさに僕の「heavenly days」だったのですよ。

しかし実際はどうなんでしょうか。それを考えると怖い。
ダンプ松本率いる極悪同盟の誰かみたいな女性かも知れない。
ブル中野だったら許容範囲だけど。


そう考えるとおちおちオナニー 興奮していられない。


顔が見たい、どんな人が“B”をしているのか顔が見たい。
それを確認してからオナニー メアリーしたい。

昔、こんな事がありましてね。

僕は仕事の関係で埼玉は川越に住んでいた時期がありました。
2階建てのハイツを借りて、ひとりで住んでいました。

そのハイツは会社からも近く、新築で部屋も広くて、最高の部屋でした。
ただ1点を除いては。

そのハイツは、アホみたいに壁が薄かったのです。
テレビの音はもちろん、頑張れば日常会話まで丸聞こえ。
ひとり暮らしなのに、イヤホンしてエロビ見なきゃならない。

それはある日の事でした。
仕事も終わり、部屋でコンビニ弁当を食べていた時の事です。

相変わらず隣の住人が見ているテレビの音が丸聞こえだったのです。
それは普段からなのですが、その日はいつもと違いました。

聞こえてくるのは僕が見ている番組の裏番組。
裏番組で放送されているニュース番組だったのです。


なのに合間に喘ぎ声が聞こえてくるのです。


ひとり暮らしで2台のテレビはなかなか所持しないですよね。
片っぽはニュースで、片っぽはエロビでなんてありえない。

つまり、セクシャルな行為をテレビの音量で消しているのです。
つまり、隣の部屋ではセクシャルな行為が行われているのです。

それは福岡から単身、知り合いもいない埼玉に来た僕には酷でした。
こっちは、映像の中の裸しか見れないんですわ。
それを貴様、生身の女性とコラ貴様。


こうなりゃ、もう盗聴しかないですわ。


どうも隣の部屋のテレビは、僕の部屋とを遮る壁に密着しています。
テレビの音量が邪魔で、壁に耳を当てても微かにしか聞こえないのです。

いろんな事を試しましたよ。
壁にコップを当ててみたり、ベランダに出てみたり、床に耳を当てたり。

もちろんこっちのテレビは消して、お隣は不在だよ演出ですよ。
だからテレビの音量を25から12にして大丈夫だよアピールですよ。

それでも微かにしか聞こえないのです。

もう頭に来て、隣の部屋の郵便受けのぱっかり開く部分をぱっかり開いて
そこから聞いてやろうと思ったのですが、それは流石にまずい。
自分の部屋に居てからの、合法盗聴がポリシーなのです。

そこで目についたのが、ラップ。

「ココココ・ココココ・コンドーム」のラップじゃなくてサランラップ。
その芯を使えないかと閃いた時には「イヒ」と思いましたよ。旭化成だけに。

そして互いを遮る壁に備え付けられているコンセントの差し込み口。
それをドライバーで剥がしたのです。

すると中は空洞になっているんですね。
つまり壁を1枚クリアしたのです。

そこにラップの芯を差し込みます。
そうなんです、隣の壁に直接聞き耳を立てるのですよ。
もうこれで完璧。

そう思った瞬間、その空洞からネズミが出てきて僕は「ギャー!」
その叫び声で隣のカップルも「ギャー!」
テレビの音量が25から28に上がったのは言うまでもありません。

それから数日後。

僕はいつもの様に仕事を終え、部屋の鍵を開けていました。
すると隣の部屋の扉が開き、人が出てきたのです。

今のこの時代、単身での近所付き合いなんて皆無になりました。
その瞬間こそが、お隣さんとの初めてのご対面だったのです。

そして出てきたのは、中年サラリーマンとドラム缶。
そうなんですよ、先日の僕はドラム缶の金属音で興奮していたのです。
番付で例えるなら「小結」レベルのドラム缶だったのです。

それからというもの、自暴自棄の毎日ですよ。
毎晩、酒に明け暮れましたよ。
それからリアルドラム缶を見るたびに吐き気がするのです。

そんなトラウマがあるので、今回も思い出してしまいましてね。
だからこそ、先に顔を確認しなきゃならないのです。

ネットカフェの仕切りって低いじゃないですか。
立ち上がれば覗ける程度の高さじゃないですか。
風営法の問題で、仕切りは1メートル以下に抑えてあるのです。

だから立ち上がれば覗けるんですけど
それは人としてどうなのかと思って悩んでいます。

またもタイプじゃなければ、それ以来の喘ぎ声は苦痛でしかないですし
逆に可愛かった場合、それはそれで落ち込む。

そんなこんなでとっくに仕事は終わったのですが
まだネットカフェにいる僕って一体。

(現在2月21日 AM4時50分)


投稿日: 2008年02月22日

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