上手な告白のされ方
実は先日告白されたんだよ。
私の事情をすべて知って、結婚を前提にして真剣にお付き合いしたいって言われたんだ。
たぶん、そこまで言わせちゃったのは自分だ。上手な告白のされ方ってある。
こんだけ大人になればさ相手が自分に好意を持ってるかどうかってのは感じ取れるし、告白されそうだってのもわかる。
相手だって、自分が傷つかないように、こちらの様子を伺ってからどんなふうに告白しようか決めると思うんだ。
大人になればむやみに人を傷つけたくないし自分も傷つきたくない。・・・
最初から返事なんて決まってたのにな。
早く返事をしなくちゃいけないって思ってた。
『お話したいことがあります』って言ったら、
『うん!いつでも聞くよ♪♪』って『♪』的な対応だったから、
そりゃもーまずいまずいって心の冷や汗がたくさん出たよ。
でも、心のどこかでは、そんな元気いっぱいな返事ってことはさ、彼は私のことそれほど重大だって捕らえてないのかなーなんて思ったりもした。。
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そしていざ。。
『実は前々から話さなきゃいけないことがあってね』って明るく言ってみた。
そしたら彼が『もしかして心の準備が必要な話?』って急に身を硬くした。
あぁ、人が心のバリアを張る瞬間をみたよ。
私は何度もフラれてるからこの気持ちすごーくわかるんだ。悪いことが起きるって確信したとき、急に心臓がどきどきして手が震えて。。
そこに普通の顔して座ってるのがやっとで、自分の半径1m以上はもやの中で。
喉がカラカラに渇く。ここから先は相手の言葉の一言一句によって、脳みそをぐにゃ、ぐにゃって、ドロ遊びの泥んこ握るみたいに。潰されていくの。失恋は何度しても嫌なものだ。。
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『好きな人がいるんです。うまくは行ってないけれど。
相手の人には彼女がいるしね。
だから最近は会ってなかったけど、このあいだ会いました。
だからこれ言わないと不誠実だと思うし、
事実を知らずに優しくしてもらうのはいけないと思ったんです』
ひといきに言った。
さすがに私も緊張して冷や汗が出た。
でも自分の気持ちは軽くなった。すっきりした。あぁ私って本当に自分勝手だ。
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彼は淡々としたけど『こういう場面は苦手だよ。仕事のほうがどれだけ楽かな』とか笑顔で言った。
そんなこと言うなんてさ、きっと傷ついたんだ。
意外だった。
見た目が何も変わらないから、彼の痛みがわからない。
所詮他人の痛みは、所詮他人のものでしかないんだね。
あまりの実感のなさに、過去の自分の失恋のシーンを思い出して、
振る側の人はこんなにも平然とした心境なんだなって思って、別の意味で悲しくなった。
こんな時に自分のこと思うなんてさ、どんだけ自分大好きなんだよ!って話だけど、
人間自分が一番カワイイんだ。こと恋愛に於いてはね。
『変な汗かいてきた』って彼が言って、そういう状態ってどんなだかよーくわかってるはずなのに、
『まぁ元気だして!私なんかよりいい人たくさんいるって!』とか本気で心の中で思ってた。
恐縮顔で『ごめんね』って言ってバイバイしたんだ。
別れ話のすぐ後に、『今日の夜は実家に帰ろう、ママの作ってくれる夜ご飯はなんだろう。。』とか考えた。
彼のことは既に頭になかったよ。
自分が愛する以外の異性には、ほんとうに冷たい。。
女とはそういうものだよね?
私だけかな?
男の人もそういうもの?ちょい悪の皆に聞いてみたい。
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悪人ぶって書いてみたけど、読み直してみて悲しくなったわ。
本当は違うんだ。
私は一度深い関係になると離れられなくなっちゃうんだ。
それは一時に一人とかそんなに美しいものじゃなくて。。だから、
深い関係の人が一度に何人も出来ちゃうと、とっても辛いことになるから、
相手にも失礼だから、こんなふうに自分は冷たい女だと言うことで、誰も近づけないんだ。
お互い何かを育んでから悲しいことになるなんて、だって耐えられないんだから。
友達は何人いたって幸せだけど、
恋愛はひとりだけじゃないと辛いことになるんだ。
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今日の画像
もうすぐ夏だね♪ってまだ桜さいてないけど。






