兄デート
ピカチュリンって、お前。
先日、兄から数年ぶりに突然電話がありまして。
私に兄貴がいるなんて知らなかったでしょう?
私も初めて言いました。
兄の用件は「今暇すぎるから何とかして」というもの。
どうなの。
それってどうなの。
30過ぎたおっさんが、休日にやることなくて
血縁者に電話するってどうなの。
さんざん口論した挙句、我々は何故かお台場へ行くことに。
どうなのよ!!
兄妹でお台場ってどうなのよ!!
「このくそ暑いのに…」とさんざん文句たれつつ
待ち合わせた場所に行くと、
兄の左手の肘に不自然な包帯が巻かれていた。
私「どうしたの、それ」
兄「暇だったから、献血してきた」
あー、あるあr…ねーよ!!!
時間を潰すために血を抜く30代独身男とかねーよ!!
可哀想すぎてちょっと直視できなかったよ!!
私「彼女とは別れたまんまなの」
兄「別れてないよ!」(必死)
私「向こうは、とっくに縁切ったと思ってるよ」
兄「別れてないよ!!」
私「………」
兄「………」
私「……そういえば、前に好きって言ってた人、どうなったの」
兄「ああ、あの後●●君と付き合い始めた」
私「あ、そうなんだ」
兄「うん……」
私「………」
2年ぶりの会話がこれって。
その後も、アホみたいに浮かれまくった
家族づれやカップルが蔓延るお台場で静かに佇み、
人工海岸の波打ち際でも、無言の兄妹。
ジョイポリスのアトラクションに乗ったけど、首を痛めてテンションが下がる兄妹。
特に何の感想もなく、「お疲れ」の一言で解散する兄妹。
人生の貴重な時間を、ビックリするくらい無駄に過ごした私は、
兄が教えてくれた
「鎌倉の大仏ってね、20円払うと、大仏の中に入れるんだよ」
という世界一どうでもいい情報を反芻しながら、家路についたのでした。
あの日一日が、私にとって何のメリットがあったのか。
甚だ疑問です。
まあ、兄弟って大切ですよねー(無理矢理まとめてみました)




